ミニ田んぼ、再出穂から成熟へ
一度枯れた稲穂を刈り取った後、感動の再出穂を果たしたミニ田んぼ。
前回までの記録はこちらから。
白穂化したひとめぼれは、白くならなかったヒノヒカリから1週間ほど遅れはしましたが、順調に成熟。
もともと極早生種のひとめぼれと、早生種のヒノヒカリ。
ひとめぼれが再出穂→成熟、となったため、うまい具合に稲刈りの時期がかさなってくれました。
1本植えヒノヒカリの分げつ結果
さぁさぁ、いよいよ稲刈り、の前に、1本植えで、白い穂になることもなく順調に生育したヒノヒカリは、いったい何本に分けつしたのか、数えてみましたよ。

結果、なんと!
驚異の平均40本越え!
すご!
あんな貧弱な一本の苗から、40本もの稲穂がほとんどすべての株についていました。
これまた感動…。
いや、知ってはいました、知識では。
1本植えてもちゃんと育つ、ということは。
そして疎植(ゆったり植える)とより成長がよくなる、ということも。
でも実際自分の手で植えた、ほっそーいヒノヒカリが、ここ立派になるとは!
やっぱり、リアルで体験するって、うれしいものです!
あ、ちなみに一般的な慣行農法では
条間(列と列の間):およそ 30 cm 前後(機械植えの標準的な設定)
株間(同じ列内での苗の間隔):15〜24 cm 程度が一般的(多くの田植機の設定範囲)
に2~5本の苗を植え付けるそうです(chatGPT調べ)
私は今回条間も、株間30センチ間隔で1本の苗を植え付けました。なので疎植、といって差し支えないと思われます。
いよいよ手刈りの稲刈り
ということで、いよいよ稲刈りです!
当日は、田植えの時にも参加してくれた、姉の友人のKさんが来てくれました。
姉は都合がつかず、二人きりの稲刈り。
田植え後、写真では様子をお伝えしていましたが、生で成長した稲を見たKさん。
「おー、すごいねぇ、おおきくなってるねぇ」
と共に感動を味わってくれました。
喜びを分かち合ってもらえるって嬉しいですね。
さてさて、大きくなった分、田植えの時よりは重労働です。
まずは、ノコギリ鎌でかりとって、稲穂が汚れないように置いていきます。
両手でしっかり握れるくらいの量を、麻ひもでくるくるっと束ねて、緩まないようにしっかり縛る。

この作業をひたすら繰り返すこと小1時間。
無事にひとめぼれと、ヒノヒカリ両方の稲刈りを完了しました。
やっと涼しくなってくれた10月半ばではありましたが、ちょっと汗をかくくらい、しっかり運動できました。
はざかけ天日干し
白くなって一度刈り取られたひとめぼれ
白くなることなく順調に育ったヒノヒカリ

見比べてみるとこんな感じ。
右がひとめぼれなのですが、最初に出た稲穂がブチっと切られた後、同じ株元から新しい穂を出しているのが分かりますよね。
こうやって、自然界でも動物に食べられても、また種を結ぶために植物は対応するんだなぁと、あらためて感心しました。
そして、刈り取った稲は、乾燥させなければいけません。
機械化された農法では、稲刈りと同時に脱穀(米粒を稲から外す行程)をして、そのまま乾燥機にかけるのですが、今回は手作業なので、刈り取ったものを束ねてはざかけ、と言って逆さにして2週間ほど天日で乾燥させます。
ほんとうは田んぼでお日様のもと、やりたかったのですが。
周辺でそんなことをしている人はおらず、もしかしたら今度こそスズメの餌食になってしまうかもしれない、と思ったので。
古民家に持ち帰り、軒先で干すことにしました。
脚立に長い杭をわたして、そこに広げてみたのがこんな感じ。

素人の米作りならではの、やっつけ感満載のはざかけです。
お日様さんさん、とはいかず、むしろ陰干しですが、きっとおいしくなることでしょう。
庭の甕栽培の稲
一方、こちらは庭の稲。

みてください、この姿。
めっちゃ、よくないですか?
このすくっと立って、黄金色の稲穂を付けた姿。
どんな観葉植物にも負けない、かっこよさがあると思いませんか?
多年草化、いう目論見があって始めた庭先の甕栽培でしたが、小さな苗から徐々に株を増やし、青々とした葉を広げ、やがて穂を出し、控えめな花を咲かせ、ついには首を垂れて稲穂になる。
ちいさな甕に入れて手元で育てることにより、次々と変わっていく稲の変化で季節の進むのを感じたし、それぞれのステージで、眼を楽しませてくれる、稲のヴィジュアルのすばらしさに、稲の観葉植物としてのポテンシャルを感じずにはいられませんでした。
そんな庭の稲たち、日当たりの関係ですこし生育が遅れている物もありましたが、すべて稲刈り。
ともに陰干し!
脱穀と収穫量
しかし、実はここで大きな問題があったのです。
それは脱穀!
稲から米粒をはずす作業。
これは先ほども書いた通り、通常稲刈りと同時に行われるもの。
田んぼのオーナーさんたちはその機械を持っておられるので、稲刈りと同時に、脱穀はもう終わっていました。
その機械、お借りすることは…?と聞いてみたところ。
「ごめんね、片づけがめちゃくちゃ大変だから、何とかほかの方法を考えてくれない?」
とのお返事。
そ、そうですよね。
私の作った僅かばかりの米のために、また大きな機械を出してきて、大変な掃除をするなんて、厚かましいお願いも甚だしいですよね。
うーん、しかしどうしようかな。
来年の稲刈りのタイミングで一緒に脱穀してもらえる状態(葉っぱははずして茎付きの稲穂の状態)で保管するか…。
うーん。
しかし、私には米作りコミュニティのお仲間がいたのです!
稲穂が白くなった時も、いろんな知恵を授けてくれたそのコミュニティ。
そこでの米作りはほぼ完全手作業。
「でもさすがに脱穀と籾摺りだけは手作業じゃないよ」
そう聞いて。
「え!じゃあ、私のお米、いっしょに脱穀してもらえませんか!?」
と厚かましくおねがいしたら。
快く引き受けてくれたのです。
うおー!なんとありがたい!ほんとに足を向けて寝られません。
というわけで、脱穀当日。
午前中は訪問マッサージの仕事だったので、前の日にすべての稲穂を車に積み込み、仕事から帰ってきてすぐにコミュニティで育てていた田んぼに直行。

みんなで育てた米の脱穀が終了した後、無事に私のひとめぼれも脱穀してもらうことができました。

これで籾付きの米、までになり、後は籾摺りをすれば食べられるお米の状態になります!
ただ、籾付きのままであれば、お米は1年寝かせたほうがおいしい、という話があり。そ
れを確かめてみたいという欲求がムクムク。
というわけで、このお米は、次の年の秋まで籾付きのまま保管しておくことにしたのでした。
なので、自作の米が食べられるのは、あと10か月ほど先です。
なかなか食べられない籾付き保管1年の米。
食べられる日が楽しみです!
あ、ちなみに収穫量は、籾付きの状態で測って約9キロくらいありました。
あんな小さな20㎡たらずの田んぼで、こんなにたくさんのお米がとれるとは!
ビギナーズラックかもしれないけど、頑張った甲斐があったなぁと、ずっしり思い米袋に感動をかみしめたのでありました。
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