ずいき(芋茎)とは?
ずいき、ってご存じですか?
漢字で書くと芋茎。その名の通り、里芋の茎、なのです。

れっきとしたお野菜売り場に売られている食材ではあるのですが、今回は頂き物の芋茎でちょっと痛い目見たお話しとその対処法と注意点をご紹介。
ずいきをもらって調理してみた
先日、家庭菜園で里芋をつくられている方から、「ずいきたべる?」と聞かれました。
あんまりなじみのない食材だったけど 食べられるものなら何でも喜んで頂戴するのが信条のわたしは、いつものようにありがたく頂戴しました。

さっそく帰ってずいきの調理法を検索検索。
なにやら下ごしらえが必要な模様。
アクが強いので、皮をむいて、3時間以上水にさらしてから酢水でゆでる
なるほど。
ということでやってみました。
ずいき調理中に手がかゆくなる!?
皮をむいた後しばらくすると、手がかゆくなりました。
普段、里芋の皮をむこうが、山芋の皮をむこうがかゆくなることがなかったのに、めずらしいな、ななんて思いながら、
今度は手がかゆくなった時の対処法を検索して、石鹸で手を洗い、酢水でさらに洗うとかゆみは消えました。
でも今思えばこれが危険の前触れだった。
調理したずいきを食べたら喉がチクチク…その原因は?
そしてその夜は大きな鍋に水を張って、一晩水にさらしました。
翌日、レシピ通り酢水で10分ほど湯がき、一番簡単そうな酢の物へと調理。

さっそく味見をしてみました。
うーん、ちょっと酢が強いかなぁなんておもった数秒後、なんだか喉が痛い。
最初は酢のせいか、とおもいましたが、どうも違う。
チクチクチクチクする。
あれ?なんだこれ?
芋茎のアク成分「シュウ酸カルシウム」に注意!
そこでふと脳裏をかすめたのが、昔テレビでみたコンニャクイモを生でかじって死ぬほど苦しんでいた人の映像。
たしか芋のあく成分のシュウ酸カルシウムがトゲトゲの結晶で、うっかり食べると針で刺すような痛みがある、と聞いた気がしたので、調べてみたら。
でてきました。
もらいもののずいきには気を付けましょう、という記事。
なんでも、食用にできるずいきは里芋系(そんな言葉あるのかな?w)の中でも種類があるらしく、モノによっては調理しても食べられない、らしいのです。
痛みが出たときの対処法と応急処置
そして恐ろしいことに、私が調べた記事の中には
「痛みが週間続いて普通の食事ができなかった」
とか
「あまりの痛みに失神した」
なんて穏やかでない話が…。
あわてて、とりあえず粘膜をまもってくれそうな牛乳を飲みました。
でも、これはあんまり意味がないことがわかりw
結局結晶を洗い流す(うがい)とかす(酢等の酸でとけるらしいので薄めた酢をのみました)という処置で、痛みもおさまり、普通に食事もできました。もちろん失神もしませんでしたw
あー、びっくりした。
というわけで、私も注意喚起の記事をかいておきまーす。
ああ、せっかく時間かけて皮むいて、ガス代はらってゆでたのに、酢の物の酢もむだになってがっかりです。
でもま、ブログのネタになったので良しとしよう。


