モリゾーの子供たち

自給農

行くたびに姿を変え、畑をにぎやかにしてくれていたモリゾーことムクナ豆。
先日収穫しました。

もっさもっさしていたモリゾーだったころとくらべ、葉っぱはシナシナになり全体的に小さくなったものの、その分たわわに黒い鞘を実らせてくれていました。

せっせと収穫して持ち帰り、計量。
なんと2.7キロも!

たった3粒の種をまき、育ったのはおそらく2株?
それからこんなにもたくさんの実をつけてくれるなんて。
感動です。
種をわけてくれたモリテツさんに、本当に感謝。

さてさて、どうしましょう。
このムクナ豆。
人間の運動神経のはたらきを担う神経伝達物質、ドーパミンの前駆物質であるLドーパを多量に含んでいます。
健康に対する効果も期待できる反面、一度に大量に食べると健康被害をおよぼすこともあるらしい、との評判は前々から聞いていました。

というわけで、さてどうやって食べるべきか…。

見た感じ、知ってる豆の中ではソラマメにちかいよね、ということで。
ソラマメのおいしい食べ方、鞘ごと焼いて、食べてみようということに。
しかし、もともと黒い鞘なので、どれだけ焼いたらいいのか、イマイチ分からない…。
でもまぁ、中から水分がはじけ飛んできたので、こんなものかな、と鞘を開いて食べてみました。

うん、ほくほくして、普通においしい。
ソラマメよりも、ちょっと硬いかな、って感じです。

次にゆでて、たべてみました。
うんうん、焼いた時より全体的にふっくらして、こっちの方がおいしいかも。

しかし、2.7キロ。
ちびちび食べていても、全然なくなりません。
しかし一度にたくさん食べてはいけないし…。

そしてひらめきました!
ソラマメに似ている、ということは!

ソラマメでつくる発酵食品、豆板醤がつくれるんじゃ?と。

ということで、豆板醤のレシピをもとに、ムクナ豆で豆板醤作りに挑戦。

鞘から出したムクナ豆を柔らかくなるまで茹でてつぶし、麹、塩、粉唐辛子、味噌と混ぜ合わせ、消毒した瓶に詰めて空気にできるだけ触れないようラップをして、完成!

と、文章にすればすぐ終わりますが。

このムクナ豆。真っ黒で、いかつい鞘は、みためどおり頑丈で、鞘から豆をだすのも結構大変です。
キッチンバサミで切れ込みを入れないと、鞘を開くことができず、なかなか骨が折れました。

この作業をしてくれていた姉の親指は、真っ黒に染まってしまい、この黒さはなかなか落ちてくれませんでした。

そんな感じで、簡単に、とはいかないものの、ブレンダーなどの文明の利器の力も借り、出来ました!600グラムの豆板醤。

正確には仕込みが出来ただけで、これから半年、熟成させる必要があるのですが。

さて一体どんなお味に仕上がるのか。
半年後がたのしみです。

もちろん、来年に備えて種としてつなぐための大きな鞘も確保。
これから鞘の中でカラカラになるまで乾燥させていきます。

今年は様子見で一か所しか植えなかったのですが、来年はもっとたくさん植えて、今度は普通におみそを作ってみたいなぁ、なんて、野望を膨らませています。

とくに病害虫の被害も受けず、すくすくと育って、わさわさと畑をにぎやかしてたくさんのときめきをくれたムクナ豆。

来年が楽しみです!

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