お灸ってどんなときに使えばいいの?と聞かれて答えに困る鍼灸師

鍼灸マッサージ

先日の記事でおすすめしたこちらのお灸

読者のYさんから
「お灸をしたことがないのでどういうときに使うものかイマイチ分かっていなくて…」
とご意見いただきました。

うんうん、そうですよね。

お灸って、私達の祖父母世代は、子供のお仕置きとしても使われていたみたいで、子供のころ、祖父母を怒らせると
「やいとすえるで!」と脅されていました。
(今知りましたが、ちゃんとPCに「やいと」と入力すると「灸」ってでました)、

そこまで普通に家庭で使っていた民間療法なのですが、今の私達にとってはあまり身近には感じられない存在になってしまいました。

だけど、いや、だからこそ、私はお灸を皆さんにおすすめしたい!

でも冒頭にもご紹介したYさんのように
「お灸をしたことがないのでどういうときに使うものかイマイチ分かっていなくて…」
というご意見。
これ、本当によく言われます。で、私いつも答えに困ってしまいうんです。

なぜなら
「どんなときでもいいですよ」
と言いたいから。

「いや、そういわれても」っていうお言葉が聞こえてきそうですが。
もうちょっとだけ理由を説明させてくださいね。

お灸の効果って
①温熱によるもの
②もぐさの薬効によるもの

大きくわけると、この二つになります。

温熱効果

まず①温熱効果。

具体的にどんな効果があるかというと

温めることにより、周囲の血管、リンパ管が拡張し、血流が良くなる。筋肉の緊張もやわらぐ。
血流がよくなることで、酸素、栄養素、老廃物などすべてのめぐりが良くなる。
すると身体の傷んだ部分を修復してくれる力がアップする。

と、こんな感じ。

もう一度言います。

「身体の傷んだ部分を修復してくれる力がアップする」

のです。
だから「どんなときでも使ってください」と言いたいのです。

この万能な温熱効果に加えて

「もぐさ」の薬効

お灸につかわれている、ヨモギの葉の裏の毛を集めた、「もぐさ」
薬効を発揮する代表的な成分はシネオールというもの。
アロマセラピーで使われるユーカリなどのエッセンシャルオイルにも多く含まれている成分で、鎮痛、鎮静などの効果があり、お灸をするとこの成分が皮膚を通って体内に浸透します。結果、いたみやだるさ、腫れなどの症状の緩和も期待できるのです。

こんな効果があるお灸なので、本当に
どんな時でも使ってください」

・・・が。

忙しい皆さん。どんな時でも使ったらいい、と言われたって、そんなしょっちゅうお灸やってられないですよね。

というわけで。

ここぞ!というときに使っていただきたいときの使い方を、ボチボチ紹介させていだきますね。
乞うご期待!

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