古民家の境界トラブル体験談|庭木・生垣の剪定前に気をつけたいこと

先日、花咲実るの古民家で、境界をめぐるトラブルがありました。

もしかしたら、この先古民家を借りたり購入したりする人の役に立つかもしれないと思い、この情報をシェアしようと思います。

突然届いた庭木へのクレーム

先日、突然、古民家のオーナーさんに対して、ご近所の方から庭の植栽についてのクレームが入りました。

内容としては、「庭の植栽が住宅の境界よりもかなり前に出ていて、道路との間を流れている水路の掃除ができないほど育っているので、もっと刈り込んでほしい」というものでした。

併せて、その生垣のせいで、路地から飛び出す子供の姿が見えなくて危ないとか、高さも高すぎるなど、のご意見もあったそうです。

オーナーさんがその古民家を購入されてからもうすぐ2年半が経過しようとしていますが、これまでそういった話は一切ありませんでした。

境界については、道路との境界にある柵をこえていなければ問題ないものと思い、これまで剪定をしてきました。

こんなふうに大きくなった時には
こんなふうに収まるように剪定していました



実際、以前は
「この柵からは出ないようにしてね、通りにくいから」
と言われたことがあったからです。

法律的どうなのか、調べてみた

境界について法的には実際どのように定められているのか調べてみたところ、水路は市の管理物であり、個人の植栽はその敷地内に収めなければならない、とありました。

ということは、やはり水路上にはみ出た枝葉刈り取らなければいけない、ということになります。

法律上それが適正なルールなのであれば、守らざるを得ません。

事実がわかってからの葛藤

しかし、私もオーナーさんも正直なところ寝耳に水の話で、「なぜ今頃?」という思いが生じたのも事実でした。

もともとその植栽は、オーナーさんが古民家を購入された当初から、かなり太く大きく成長しており、幹の部分が水路にはみ出すほどのものもありました。
水路より手前に収める、となると、伐採しなければいけないものもあります。

もっと早く言ってくれていたら、手入れの時にもっとやりようがあったのに、そんな思いを禁じ得ませんでした。

そして私としては、せめて去年、庭の環境再生講座をやる前にその事実を知っていれば、講座を行う際に現場の条件に合わせたやり方をプロに習って実施することができたのに、という無念さが湧いてきました。

実際の環境再生講座の様子

環境再生講座では、できるだけ木に負担をかけないような剪定方法を学び、空気や風の通り道、水はけなども考えながら作業を行いました。

単に庭だけでなく、周辺環境に及ぼす影響も考えながら整えていくという視点を持って、参加してくださった皆さんと共に、丁寧に作業に取り組みました。

しかし、法律上、もっと大胆な刈り込みを行わなければいけない。と言う現実。

正直、ショックでした。

ご近所に納得してもらうために、苦渋の決断

私としては、せっかく、みんなで丁寧に剪定した生垣。
大胆に伐採、刈り込みなどを行うのであれば、せめて自分の手でやりたい、と言う思いが湧いてきました。

しかしオーナーさんの意見は違いました。

「確かに、私たちが購入する以前の方が、生垣を含む庭は荒れていたけれど、現在は私たちが所有していることに変わりはない。
おそらく、2年半の間、黙っていたと言うことは、不安や不満が募っていたのだろう。
私たちは古民家を所有はしているけれど、居住はしていない。
地域の方から見て、不安を与える存在であることは違いない。
今後もこの古民家を利用して、楽しく活用していくためにもご近所との信頼関係は重要
だから今回は専門の業者さんに依頼することにしよう」

それがオーナーさんの決断でした。

オーナーさんのお考えはもっともで、私自身、それに異を唱える気持ちはありません。

オーナーさんには、私にまで気を遣わせてしまったのは明白で、それもまた心苦しく、借りた場所で普通はあまりやらないことを実践していく難しさを痛感した出来事でした。

今後の展開と、今回庭木について学んだこと

去年の環境再生講座で、来てくださった皆さんと一緒に、丁寧に剪定した庭ではありますが、おそらく今回はかなり大規模な伐採や刈り込み剪定が行われると思います。

非常に残念ではありますが、現実問題として、これは仕方のないことなのだと受け入れる気持ちで今はいます。

今回、もっと早くこういった事実をこちらから確認するなどの心構えがあれば、精神的なダメージも少なかったでしょうし、自分たちの手でできることももっとあったように思います。

この先、もし古民家などを手に入れる予定のある方に、この情報が届き、未然にトラブルが起こることを防ぐお役に立てばいいなと思い、この記事を書きました。

木は環境に適応すると手がつけられないくらい大きくなってしまいますので、私も今後も気を引き締めて、食べられる庭の植栽の管理にあたっていきたいな、と思います。

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