ここ数日。猫歴史を語ってきましたが。本日のブログは現在進行形の保護ネコ活動のことについて。
明日、2週間前に保護した子猫を里親さんにお届けにいきます。
実は今回の里親さんは、姉のお友達。
子猫を保護する数日前に、「実は猫を飼いたいと思ってて」と話していたそうです。
なんせ10年ぶりの保護。正直あのしんどい里親さん探しはツライ…と思っていた私たち。
まさに「渡りに船」「地獄に仏」
「もうその人に渡すために神様が段取りしたんだよ」
と都合のいい解釈をして、今まで師匠の指導の下で培ってきた、ちょっと厳しめの里親さんへの注文、は控えめに話をすすめてきました。
この2週間。ホケホケと子猫のかわいさをただ愛でて、自堕落な生活をしてきた私たち。
しかし、もうすぐ里親様のところにおとどけ、となってきた段階で、だんだん雲行きが怪しくなってきました。
「あのさ、猫飼ってたって言ってたけどさ、世話してたのはお母さんで、ちゃんと飼い方知らんかもしれん」
表情を曇らせて突然姉が言いはじめました。
「…そうなんか。いや、でももう話進めてるしさ。こっちからお願いしてるのに、今更断ってもいいの?いや、私は最悪いいけどさ。お姉ちゃんの友達でしょ?まずくない?」
「・・・うーん」
いやいや、まずくないわけがありません。わたしだって猫のせいで姉の人間関係にひびが入るのは禍根がのこります。
で、結局、いつも里親様にお願いしている「譲渡誓約書」を取り交わしてもらうこと。
「猫たちと楽しく暮らすために」というタイトルでつくった猫のお世話についてのお願い文書をわたすこと。
にしました。
そしていよいよ明日おとどけというなのまさに今夜、ジャストなう!
「脱走対策の話したらさぁ、なんか真剣に考えてる感じがせんかった…」
とまた表情を曇らせる姉。でも
「もう明日行ったときに、半額お金払うからペットゲート付けてって頼むわ」
となんとか乗り切ろうとする姉。
「いやいや、ペットゲートってまぁまぁデカいよ。それをいきなりさ、いくら半額払うって言ってもさ、明日行ってその場でこれを買ってつけてくれ、って。やってくれないとこの子はわたせませんってそれはあかんのちゃう?それやったら、今連絡しようよ」
と説得する私。
(だって、いきなりこれ付けろ、はちょっとヒクでしょう?私ならヒク)
結果的に、姉が
「こちらが事前にお願いするのを忘れてて申し訳ないんだけど、いつも里親さんにおねがいしてることなんで、こういう対策してもらえる?直前にほんとごめんね」
と連絡。
快くオッケーしてくれたようです。
…あー、よかった。
平和に見えた今回の保護ネコ活動。結局最後にひと悶着ありました(;^_^A
だからもう猫は保護したくないんだ~。
それもこれも、猫がかわいいから悪いんです。(←いや悪くはない)
この子がもし知らない場所で、玄関から飛び出して、怖い思いをしてお家に帰れなくなったら、と思うと心配で心配でたまらんくなるのです。
「猫の完全室内飼育」
の推奨には私自身、実は複雑な想いがあります。
だけど、現代社会の街中で、猫を放し飼いにすることのリスク。
交通事故、感染症、ご近所トラブルによる毒餌の誤食、ごく一部の心無い人による虐待、などなど。
それらを考えると、やはり室内飼育をお願いする、という選択肢を取ることに今のところ変更の余地はありません。
安心して、外で猫を飼える、そんな世の中になることを願ってやみません。
ではでは、今日はこの辺で。かわいい子猫と最後の夜。別れを惜しみつつ、愛でたいと思います。
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