大地の再生の技術で環境再生講座を開催してみて、学べたことは、環境再生の技術と考え方、だけではありませんでした。
このイベントを主催させていただいたこと自体が、経験として大きな学びになったので、同じようなイベントを開催してみたい、と思っている方の参考になればと思います。
環境再生の技術と考え方の学びについての記事はこちらから
「私が学びたい」から始めた大地の再生講座
今回のイベントとして開催させていただいたこの講座。
そもそもは「私が学びたい!」と思ったのが始まりでした。
そして「私が学びたいものはみんなも学びたいに違いない!」という
思いこみに基づき、何の疑問も持たず、イベント化してしまいました。
そもそも、この食べられる庭を造った時にもイベントとして開催して、あっという間に知り合いだけで人が集まって大盛況だったから、深く考えていなかった、というのもあります。
参加者ゼロから始まったイベント開催
しかし、いざイベントを告知してみたところ。
思っていたよりも人は集まらず。
運悪く、前回食べられる庭のイベントの時に参加してくれたメンバーは、その日別のイベントの主催をすることになっていたり。
みんな何かと都合があわず、結局当時の参加者で今回のイベントに参加できる人は0名でした。
あら、どうしましょ。
それでも、伝えなきゃ始まらない
とりあえず、イベントやるなら知らせないことにははじまらない。
わたしが学びたいんだから、学びたい人はきっとほかにも絶対にいるんです!
そのことだけは、なんだか確信していたので、とりあえず、自分が今までかかわってきた人がいるコミュニティに片っ端から連絡、というか宣伝しました。
声をかけた先にあった、思いがけないご縁
きっと内容的に自然豊かな環境が好きな人があつまっているところがいいと思いました。
というわけで、
・森林ボランティアのコミュニティ
・自然とのかかわりが深い東洋医学をまなんでいる治療家仲間
・パーマカルチャーを学んでいたスクールの仲間
すると、驚いたことに、パーマカルチャーのオンラインのスクールで共に学んでいた方が、なんと北海道から参加表明してくれたのです!
北海道からの参加表明で気づいたこと
正直、これには驚き、びびってしまい、個人的に本当にいいんですか?と連絡してしまいました。
いくら私が学びたいことだからといって、北海道から飛行機代、宿泊費をかけてまで来てもらえる価値のある講座にできるか、自信がなかったのです。
食べられる庭、なんて書いてるけど、実際はまだまだ環境が整わず、食べられる物なんてほとんどない、小さな果樹と大きすぎる金木犀のある庭でしかない。
そんなところにわざわざ来てもらって、がっかりされたら、と相手への気遣いというか、自己保身というか、そういう複雑な気持ちでした。
来たいと言ってもらえた理由
でもその方は
「もともと大地の再生にはとっても興味があったし、一緒に学んで、実際に顔を合わせたこともあるなっちゃんがやる講座だし、日ごろからブログで見てるからこそ行ってみたいと思った」
と言ってくださったのです。
これはうれしかったです。
行動は、ちゃんと誰かに届いていた
ブログを書いてはいても、いったいどこ誰がどれくらい読んでくださっているかわからないのが、正直なところ。
それでもコツコツ書くことで、ちゃんと届いている人がいるんだ、ということ。
北海道と大阪、という離れた場所。
学んでいた時期も違いましたが、オンラインで同じ教材で真剣に学んでいたこと。
スクールの合宿に参加して直接語り合ったことで、私という人間を信頼してもらえたんだなぁ、ということ。
なにより、自分の行動の結果積み重なって、誰かにとどき、その誰かの背中を押すことができるんだなぁ、という感動がしみじみ、しみわたりました。
イベント主催して学べたことはまだまだこれだけじゃありませんが、今日はこのへんで。



