最初にレンガを切る担当を経験したら、次はレンガを組み上げる担当に。
が、これは。
レンガを切るより、よほどシビアです。
考えてみれば、組み上げる=形を作る。それがずーっと残っていくわけなので、シビアにやらなきゃ耐久性なんかにもろに影響出ますよね。
というわけで、
いちいち、いちいち、いちいち、水平器で水平をとったり。
いちいち、いちいち、いちいち、つら(並べたレンガの表側)がそろっているか、板を当ててをチェックしたり。
せま―いレンガの隙間にもいちいち、いちいち、いちいち、コテをつっこんで、モルタルがちゃんと詰まっているかをチェックしたり。
かまどと壁の間しゃがみこんで、真面目に、ただひたすら真面目に取り組みます。
ひっじょうに!地道な作業。集中して取り組みすぎて、作業場から出てきたら腰が暫く曲がったままでした(これは年のせいだな(;^_^A)
そして一段くみあがったら、スポンジで回りをきれいにして、表面のモルタルの凸凹を整えます。
この瞬間が、実は、結構ときめきます。
正確に言うと、伝承者の助手さんが、目地専用のコテで一なですると、目地がつるーんって整うんですが、その光景がかなりのときめきポイントでした。
整えるからこんなにきれいになるのです。細かいけど、大事な作業。ずーっと使うものだから、見た目にときめけるのってめっちゃ大事ですよね。
伝承者の助手さんが「まぁ、使い勝手には関係ないんですけど」とはにかみながら整えてくれる笑顔が印象的でした。
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