大阪にも熊がでた

自給農

そしてその熊が出たのは、私の借りている畑のエリアです。


しかし、今の時期を逃しては、玉ねぎの植え付けができないので、人生で初めて「熊にビビリながら山に行く」と言う体験をしました。

事前に読んでいた注意情報によると、ラジオをかけたり、熊よけの鈴を買う物などして作業することとのこと。
あいにく、ラジオを持ってないし、熊よけの鈴は、こないだ北海道で買ったのにもかかわらず忘れてしまいました。

というわけで、1人で歌を歌いながら、草をバリバリ刈り取り(玉ねぎは草に弱いので綺麗に刈り取ります)バタバタと玉ねぎの植え付けをしました。

元々がビビリなのでドキドキしました。

でも、大根の隙間に生えた、おいしそうなはこべの収穫もできたし、へたくそすぎる種まきで密すぎたレタスも何とか救出。

それなりに実のある畑時間になりました。

それにしても、今年はほんとに全国各地で熊の史上最多と言われる出没情報。
それほどまで山に食料がないんだなぁと思います。

特に畑の近所では、この秋大規模に山を削りとって、新しく商業施設を建てるための工事が始まっているため、熊の出没にもつながったのかもしれません。

山で養鶏をやっている友達は、ガリガリに痩せたタヌキをみかけたと言っていました。
普通なら、人間を警戒して出てくることのないタヌキが、自分の姿を見かけても逃げる余裕もなさそうだった、と。

動物達は飢えている…。もうすぐ寒い冬なのに。

山を削りとれば、当然、そこに住んでいた動物達は住処を失い、食べ物を得る場所がなくなります。
食物を得られなくなった動物たちは、本来なら、足を踏み入れることのない人間の居住地近くにまで姿を現し、人間の生活を脅かすようになります。

そして、生活を脅かされるのは、その自然に近い環境に住んでいる人たちなのです。


毎日、私たちの食べるものを育ててくれている農家さん、水を蓄え洪水を防ぐ、大切な山の環境を守ってくれている林業に携わられる方。

山を削り取り、商業施設を建てること、新興住宅地をつくること、本当に望んでいる人はどれくらいいるんでしょうか。

街には空き家が溢れ、どこも似たようなショッピングモール。
なのに、まだ山を削ってまで新しく作る必要は本当にある?

きっと山を削りとって、そこに大きな建物を建てて、お客さんを呼び込んで、物を売ってお金を儲けてきた人たちにとっては、その手段を奪われることが、生活を脅かすことになるのかもしれない。

だけど、削り取れる自然に限りがあることは、もはや明白であり、どこかで違う道を選ばれなければいけないことは、誰にでもわかっているような気がします。

自然が残っている場所に接していると、こうやって、また、自然環境が切り取られて行く事を身近に感じることがある意味できます。

完全に都会に住んでいると、すでに削り取る自然はないため、破壊される自然、追い出される動物を目にすることもなく、生活できてしまいます。

でも都会の豊かさを支えるために、犠牲になっている人、生き物がいること。

そしてその犠牲をの上にしか成り立たない暮らし方しか知らないことが、どんなに怖いことなのか。

犠牲になってくれる人、生き物、自然環境がなくなる前に、都会に住んでいる私達一人一人が、できることをやっていくことが、結局自分達の暮らしを守ることになると思います。

なので、私は行動し続けたいし、一緒に行動してくれる人を増やしたい。
そんな人達と、楽しく、おもしろがって、笑ったり泣いたり、いろんなものにときめきながら、残りの人生生きていきたいなぁなんて、また秋の夜長に少しもの想いにふけってしまいました。

ショッピングモールにはないときめきも、世の中にはいっぱいあります。身近なときめきを最大限に感じられるようになるメルマガ、配信中です。

無料メルマガ 毎日をときめかせる・自給自足的暮らし方講座

自給農
nyatsukoをフォローする
ときめく自給生活

コメント

タイトルとURLをコピーしました